札束ベッドを実現する方法。あるいは可能性。
以前書いた記事で、札束ベッドをオチとして出した。
布団派かベッド派かだって?そろそろ本気で答える時が来たようだ。 - どーでもイージー
もうスッカリそんな事は忘れてしまっていたのだが、つい先日、別な記事でこんなコメントを頂いた。
hapilaki私は修行すればかめはめ波ができるようになると思ってました。経絡秘孔もあると思ってました。必殺技ハイパーインフレやれば以前の記事にあったお札ベッドできそう
僕がとうの昔に忘れてしまっていたことを覚えていて、コメントしてくださったのだ。とんでもない記憶力だ。あるいは無駄な荷物を断舎利すると記憶もすっきりするんだろうか?なにはともあれ、id:hapilakiさんに感謝だ。
ちなみに僕は、調べ物しようとgoogleの検索窓をクリックした瞬間に、何を調べるのか忘れてしまう鳥脳だ。同じような経験してる人は結構いるらしいから、あの現象に正式名称を付けてくれると、大手を振って忘れられるんだけどなぁ。
『ニート』みたいな感じで、名前が付くと急にステータス感出るしね。
「おれニートだから。」
さて、そんな余談はともかく。
実は、最初の札束ベッドの記事を書いた時に、同じくhapilakiさんから
というコメントを頂いていた。
そう。ジンバブエはむちゃくちゃな経済政策を行った結果、ハイパーインフレに陥ったのだ。
2008年5月5日、ジンバブエは固定相場から変動相場に移行した。2008年5月16日現在で、1ドル=2億5600万ジンバブエ・ドルとなっている
ジンバブエ・ドル - Wikipedia より引用
ちなみに、ジンバブエドル札。ゼロの数がとんでもないことになっている。
野崎コイン, 古銭・紙幣・コイン・メダル・買取・売買・販売・通販 より引用
日常の買い物がこんな感じらしい。
アベノミクスでハイパーインフレがどうのこうの、って話があったけど。こんなことホントに起きるんだね。まあでも、ジンバブエ政府の経済政策がクズすぎただけなんで、日本じゃそう簡単にこんなことは起きないだろうけど。
で、単純にこんだけ大量のお札が手に入るなら、札束ベッドなんて簡単じゃん!…とはいかない。札束ベッドを目標としているメンツ(ビルベッツ:Bill-bed-s)には残念なお知らせだが、ジンバブエ・ドルはデノミ政策によって1兆ジンバブエ・ドルが新1ジンバブエ・ドルになってしまった。さらに言うと、2009年4月12日をもって発行も停止されている。
1万円で3万6000ジンバブエ・ドル。さすがにちょっとコレだと札束ベッドは容易じゃない。
なーんて思ってたら、
hapilakiインドネシア・ルピアなら1万円で118万ルピアなのでできるかも( ´艸`)
さすが海外放浪経験者だ。それにしてもこの人は、なんでこんなに札束ベッドにこだわるんだろうか?ちなみにご本人は、断捨離に次ぐ断捨離の果て、部屋では寝袋で寝るのだそうな。
よし。このレートならイケるかもしれない!
札束ベッドを作るには実際何枚ぐらいお札が必要だろう?
ひとまず、シングルベッドを仮定しよう。
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違う。そうじゃない。
違う違う、そうじゃ、そうじゃな~い。
これこれ。ひとまずコレぐらいのサイズを仮定しましょう。
寸法/W約101×L約215×H約77MH約43cm
マットレス寸法/W約100×L約195×H約17cm
だからつまり、
幅:100cm
長さ:200cm
高さ:60cm
ぐらいあればベッドらしくなるよね。
では、ルピア紙幣のサイズを見てみよう。
一番やすい額面が1000ルピアなので、それを使うとして。
[1000ルピア] 縦:約6.5(cm)×横:14(cm)
だそうだ。厚みの情報はすぐには見つからなかったので、ひとまず日本円の厚み0.1mmを採用しておこう。実際にはルピアはもっと厚いんじゃないかとなんとなく思うので(確証なし)ベッドの高さがいくらか高くなる程度だから、問題にはしないでおこう。
札束ベッドは何万円で出来るのか!?
では、計算をしていく。
幅
100cm÷6.5cm = 15.384…
つまり、およそ15枚分。
長さ
200cm÷14cm = 14.285…
つまり、およそ14枚分。
と、ここまできて有効桁数を考えるのを忘れていた。理系の諸君はこう言う雑な事はしないようおすすめしますよ。
高さ
計算を簡単にするために、100枚の束で考えよう。
100枚だと厚みは1cmとなる。よって
60cm÷1cm = 60
つまり、60束。
札束ベッドに必要なルピア
以上から、必要な1000ルピア札束は、
15×14×60 =12600(束)
よってルピア換算すると、
1000(ルピア)×100(枚)×12600(束)
=1260000000ルピア
日本円に換算すると
1円=117ルピア*2なので、
1260000000÷117 =10769230.76
つまりおよそ、
10,769,231円
1千とんで80万円なーりーーーー…………。
無理だあああああああああ!
結論
だいぶインフレ進んでるルピア紙幣ですら、札束ベッドを作るのは至難の業でしたね。1万円札だと126億円ぐらいかかる計算なので、比べればグッと割安だけどね。
夢も希望もねぇな、全く。まあ、ハイパーインフレ起きてる状態のほうが夢も希望もないけどね。
そんなわけで、貧乏人の僕には出来なかったけど、まとまった貯蓄のある人なら、実現できない金額ではないので、そういう方はぜひ、札束ベッドにチャレンジしてみてね!
追記(2014/7/2)
またまたまたまた三匹が斬る!じゃない、id:hapilakiさんがこんなコメントを。
hapilaki 水輪さんのまとめめちゃ読みやすい!言えば何でも計算してくれそうだwえっとぉ、カンボジア・リエルはUSD1で4000リエル。最小額紙幣は50リエルなんでIDRよりも枚数多くできそう。誰か計算してくれるかな(ちらっ
よーし、やってやろうじゃありませんか!
カンボジア・リエルなら札束ベッドは作れるか?
リエル紙幣のサイズ:13cm×6cm
※厚みは例によって0.1mmと仮定します。
求めるベッドサイズも一緒(100cm×200cm×60cm)
これで計算していきます。ちなみに、高さは上述のルピア紙幣バージョンと同じなので省略。
幅
100cm ÷ 6cm = 16.6…
つまり、およそ16枚必要。
長さ
200cm ÷ 13cm = 15.4…
つまり、およそ15枚必要。
札束ベッドに必要なリエルは?
ベッドに必要なリエル札束が、
16×15×60 = 14400(束)
なので、必要なリエルは、
50(リエル)×100(札)×14400(束)
=72000000(リエル)
リエル札束ベッドに必要な日本円は?
1 円 = 約40カンボジア・リエル (2014/07/01 時点)
なので、
72000000 ÷ 40 = 1800000円
1,800,000円
ひゃくはちじゅうまん!
やりました!
ルピア紙幣と比較して、5分の1以下の金額で札束ベッドが作れます!
……でも……それなりに高いね…。
さあ、キミも、札束ベッドでキャッキャウフフしてみよう!
本気のデブ「カレーは飲み物かって?いいや。空気さ。」
— 水輪ラテール (@minawa_la_terre) June 29, 2014