希望なんかいらねぇよ、夏。 - どーでもイージー

希望に光を向けよう　PRAY FOR JAPAN / Mixtribe Photo

内閣府の調査によると、将来に希望を持ってる若者の比率が、日本は世界7カ国中最下位なんだって。

「自分の将来に明るい希望を持っているか」と尋ねたところ、「希望がある」「どちらかと言えば希望がある」と答えた人が日本は61．6％にとどまり7カ国中最低で、他の6カ国（82．4～91．1％）を大幅に下回った。

明るい希望、ですか。なんですかそれ？

明るい家族計画の亜種みたいなやつですかね。より薄く丈夫になりましたかね？

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なんて思えるぐらい、そういや明るい希望なんて抱いた事がない。私は泣いたことがない。

冷たい夜の真ん中で。色んな人とすれ違ったり投げキッス受け止めたり投げ返したり。飾りじゃないのよ涙は、ハ、ハーン。

そこまでやさぐれたティーンエイジャーみたいな暮らしをしてるつもりはないけれど、「明るい希望」と言われるとどうしても思い浮かばない。

何かにつけて、夢想妄想レベルの打算はよくするけどね。

引越し先の隣に美人女子大生が一人暮らししてて、引っ越しの挨拶に行ったらテレビとDVDの配線が出来なくて困ってて、それを手伝って以来仲良くなって、みたいな。

しかしコレは、明るい希望とは呼ぶまい。

むしろ現実には、挨拶行っても誰も出てこないとか、不必要に警戒されたりとかするのが関の山だ。

そりゃそうだ。僕が挨拶される立場なら確実に訝しい顔する。こいつは大丈夫な人間だろうか？壁ドンするやつじゃなかろうか？夜な夜な女を連れ込んでギシアンしたりするんじゃなかろうか？などなど。不安の種は数えたら限りないのだ。

まあ、美人女子大生が挨拶に来るなら話は別だけど…。（打算）

こんな具合に、打ちのめされることはほぼ約束されているわけだし、それが妄想だって事ぐらいわかってしてるんだから、もしこれを希望と言うならば、それは『暗い希望』だろう。

そんな暗い希望なら数限りなく持ってるけど、明るい希望となると……、うーん、さっぱりわからない。

明るい希望ってなんなんすかね？

「自分に選択可能な最良の道を確実に歩めるという自信。」って感じかなぁ。

うん。それがあったら確かに明るい希望があると言えそうだ。

結局、自信の問題なんだな、これ。

まあ確かに、同調査で

「自分自身に満足している」「自分には長所がある」と答えた割合も、日本は7カ国中最低。自分に自信が持てず、将来についても悲観的な日本の若者像が浮き彫りとなった。

ってなってるから、あながち間違った話じゃないだろうね。

この記事だと、「自分に自信が持てず、将来についても悲観的」ってなってるけど、多分、「自分に自信が持てない≒明るい希望が持てない」だから、同じ事２回言ってるようなもんだ。

にしても、こういう調査とか記事とか見ると、明るい希望が無い＝ダメ、みたいにほのめかされてる気がするんだけど、明るい希望って実際必要なのかね？

それがあってなんになるんだろう？

暗い希望だけでもどうにか生きてますけども？

大体、不必要に明るい奴とかまったく信用出来ないんだよなぁ。

明るい希望さえあれば、きっと空も飛べるはず！

さあ、遺書を書いてレッツフライ！

明るい希望さえあれば、どんな困難でも乗り越えられるさ！

さあ、覆面とドルマークが書かれた袋を用意してレッツトライ！

明るい希望さえあれば、素晴らしい幸運がやってくるよ！

さあ、全財産で馬券を買おう！

明るい希望って最高ですね。

はーあ。明るい希望なんかいらないから、部屋の湿度を劇的に下げる装置が欲しいもんだ。

『ゴリラ豪雨』って書かれたTシャツを来たゴリラが胸をドンドン叩いて雨乞いを始めたので、街の人々が「やばい、振るぞ！止めろ！」って次々と止めに入るが、ことごとく返り討ちにあって結果、血の雨が降った。
— 水輪ラテール (@minawa_la_terre) July 1, 2014